治療をご希望の方へ こんなお悩みありませんか?
「治療を続けているのに、なかなか良くならない…」
「抜歯と言われたけど、本当に抜かないといけないの?」
「このままで大丈夫なのか不安…」
そんな方に、当外来では専門スタッフがカウンセリングと検査を行い、納得できる治療をご提案しています.
根の治療(根管治療)でお悩みの方
- 治療を何度も受けているのに、症状が良くならない
- 他の歯医者さんで「抜歯が必要」と言われたが保存は可能か
- 難しい症例で他院で治療が不可能と言われた
歯ぐきの治療(歯周病治療)でお悩みの方
- 長年治療しているのに、数値がなかなか改善しない
- 麻酔や外科手術に不安があり、できるだけ避けたい
- 他院で「抜歯」と診断されたけど、歯を残したい
- メンテナンスの間隔をなるべく長くしたい
「チクチク」「ガリガリ」――従来の歯周病処置が苦手な方へ朗報です!
- 当診療科の「マイクロペリオ治療」は、マイクロリトラクション法を適用し、顕微鏡下で歯周ポケット内を確認しながら精密に歯周病の治療を行います。
- 歯周ポケットの中は見える時代です!
- 無麻酔・無注水(状況による判断になります)で外科処置に至らずとも、歯周病の改善が期待できます。
■ 論文・書籍
どんな治療も適応症の選択は重要ですが、歯周病でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
Q and A
診療スタッフ
中川寛一 歯科医師・歯学博士
‐我が国に始めてマイクロスコープを導入‐

東京歯科大学 歯内療法学講座 前主任教授
米国PERF 認定講師
昭和54年3月 東京歯科大学卒業
54年4月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科保存学専攻)入学
58年9月 東京歯科大学大学院歯学研究科修了
歯学博士の学位受領(東京歯科大学)
平成14年4月 東京歯科大学 歯内療法学講座 元主任教授
平成23年11月 Pacific Endodontic Research Foundation JAPAN 開設
平成26年4月 神奈川歯科大学大学院 客員教授
ドイツVDW社 公認インストラクター
現在 フリーランスのエンド専門医として活動
日本歯内療法学会専門医
日本顕微鏡歯科学会指導医 第1号
ドイツVDW社公認インストラクター
40年余の臨床・研究から見た歯内療法臨床
1. 治療器具や材料、マイクロスコープなどの先端設備の導入は,治療の精度や成功率に大きく影響しその結果として治療成績に差が生じることが考えられる (保険治療における治療では根管治療成功率50−60%と低い)
2. 国際的なエビデンスに基づいた治療ガイドラインと、国内の慣習や保険制度、コスト面での制約とのアンバランス(治療に対する保険給付額の低さや低評価が原因?)
3.根管治療は症例ごとに難易度が大きく異なり、施術者の技量や経験が大きく結果に影響する.優れた技術を有する歯科医師も多く存在する一方で、個々の技量のばらつきが全体の評価に影響し再治療率も高い
清水直美 歯科衛生士

2008 早稲田医学院歯科衛生士専門学校卒業
歯科衛生士国家試験合格
2008-2019 都内および地元にて勤務
2019 MicroPex Endodontics としてフリーランス活動開始
都内および近郊にて専門活動
2020 マイクロリトラクションテクニックを考案
2021 MicroPex Hygienic Laboratory設立 主宰
2022 日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士
神奈川歯科大学 特任講師
2024 KARL KAPS Germany 認定講師
mectron medical technology 認定講師
私たち歯科衛生士が行っている歯周基本治療は、基本的に全ての歯周ポケット内に手探りで器具を入れることが一般的です. マイクロスコープが導入され,根管内が見えるようになり歯内療法の領域は大きく変化しています。しかしながら歯周病治療の領域ではその恩恵を充分に甘受できているとは言い難い現状にあります。
歯周ポケット内という見えない部位において、手指の感覚のみでは器具で触れているものが何かという確定診断までは行えないため、診断にエラーが起きる。(レントゲンやC Tで確認できるものにも限界があります)
私たちは原因としての歯周ポケット内所見を確認し診断した上で処置を行うことが重要であると考えています。
精密歯周治療に関する論文・著作
- 歯周ポケットを見る処置へ,-マイクロスコープによるマイクロリトラクション-, デンタルハイジーン 2021
- Micro-Retraction Technique as a precision treatment for periodontal pockets using operating microscope, Int J Micro Dent, 2021
- 歯周ポケット内を視る処置へ(実践編),-マイクロスコープによるマイクロリトラクション-,デンタルハイジーン2022
- Treatment of periodontal pockets with micro-retraction technique by a dental hygienist. Int J Micro Dent, 2022
- マイクロスコープによる歯肉縁下起炎物質の可視化と新付着処置の考え方 歯界展望 2023
- マイクロデンティストリーYEARBOOK Quintessence2023
マイクロリトラクションによる精密歯周処置 -歯科衛生士・歯科医師によるリエゾンワーク- - 精密歯科治療 ここまできたか!マイクロスコープ色々活用術 デンタルダイヤモンド2023
- 歯内療法の三種の神器2025〜2026 KAPS microscope の特徴と臨床
超音波マイクロチップを用いた歯周基本治療 - Ultrasonic Micro-Periotips for Microscopic Precision PeriodontalTreatment. Int J Microdent 2024:15(2) 106-110
- マイクロデンティストリーYEARBOOK Quintessence2025
開発に係わり現在多くの歯科医師・歯科衛生士が使用している材料, 機材

症例の紹介
当科では、患者さん一人ひとりの状態やご希望に合わせ最新の医療技術と温かなケアを組み合わせた診療を行っております。
以下に当科で提供している医療技術を応用した「みる事を基調とした」治療例をご紹介いたします。
治療費について
診療内容によって費用が異なります。事前に丁寧にご説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めてまいりますので、ご安心ください。なお当診療外来は自費診療のみ対応しております。
治療費例
相談・セカンドオピニオン : 20,000円/ 1時間
歯髄保存処置 :150,000円
再生歯内療法処置 :150,000円
根管処置 :200,000円
精密歯周処置 : 80,000円/ 1歯
歯内歯周疾患の高度保存療法:280,000円/ 1歯(根管処置+精密歯周処置)
エンドマイクロサージェリー:250,000円/ 1歯
エンドドンティック・リカバリー : 55,000円〜/ 1歯
メンテナンス :45,000円
治療の流れ

診療資料
歯髄処置
虫歯や外傷その他の原因によって歯髄(一般的には歯の神経と言いますが)がダメージを受けた場合に行う処置です。
これには保存処置(神経を取らずに残す)と除去処置(神経のダメージが大きい場合に全てを取ってしまう処置)があります。
保存処置の例
① 歯を削っている最中に歯髄腔(神経の入れもの)が露出した場合
② 外傷により歯が欠け歯髄が露出した場合
③ 虫歯が大きく処置中に歯髄が露出した場合
問題点
原則歯髄(神経)が非感染の場合の処置です。①②
従って③のように虫歯が大きく周りの歯質が大きく欠損し感染している場合には適応になりません。歯髄の保護剤には色々ありますし、最近ではMTAやドッグベストセメント(保存学会では否定されています)による処置があたかも万能であるかのように喧伝するクリニックも多く見受けられますが、感染に購える訳では無く長期的には歯髄死を来す可能性があります。
ただし、水酸化カルシウム製剤は①と②の様な症例に対して良好な結果を得ることが知られています。
診察を受ける場合のポイント!ご相談ください!
・なんでもMTA、ドッグベストセメントでは治癒を期待できません
・処置後症状が消えても神経は死んでいることがあります
・歯を削ったあと症状が長く続く様なら危険信号!

点状に露出した歯髄(神経)保存できることがあります

大きなう蝕により歯髄が露出(これは保存できません)

麻酔を打って歯を削ると切削被害により歯髄死を生じることがあります(根管処置の対象です)
除去処置の例
虫歯が大きく臨床症状が長く続いている様な場合や外傷でも大きく欠損し神経の露出が顕著な場合は保存することが困難です。この場合神経を除去することになります。
問題点
① 根管系(根管の形):神経の入っている入れもの(根管)は単純ではありません。複雑な形状を示すこともあり,年齢によって細くなります。この中から病んだ神経を除去する訳ですから簡単な処置ではありません。
② 痛み:神経を取ったのに歯が痛い、痛みが取れない長く続くのはなぜ?と言う質問を聞きます。多くの場合診断の難しさや根管系の複雑さによるものです。
③ 根管治療:治療は神経を除去しただけでは終わりません。除去したあとの根管を充填(根管充填)する必要があります。これがきちんとできていないと痛みの発現や長い間には根尖性歯周炎の原因にもなります。
診察を受ける場合のポイント!ご相談ください!
・神経を取る処置(抜髄)は難しい処置です。特に大臼歯は根管系が複雑です
・抜髄後の根管治療がその歯の予後を大きく左右します
・X線写真を見てしっかりと診察診断が必要です
・神経取ったのに痛い、噛めないなど処置後症状が長く続く様なら危険信号!

複雑な根管の例

病んだ歯髄を除去

除去された歯髄
根管治療
歯髄の保存が不可能で抜髄した歯、歯髄が感染崩壊した結果、根の先(根尖)に病気ができてしまった歯に対して行います。いわゆる根の処置です。

根尖性歯周炎の病理組織像
X線写真の根尖(→)に影があります。右はその病理組織像です。化膿巣によって骨が大きく吸収されています。適切な根管治療が必要です。

根尖部の大きな骨吸収,時として外科処置が必要となります
問題点
① 根管の消毒:根管の中の細菌は手強い
② 充填のための入れもの作り(根管が複雑、湾曲で難しい):最近ではニッケルチタンファイルによる根管形成が行われるがきちんと勉強しないと難しい
③ 根管充填の術式:機材の選択、併用する材料
④ 根尖部の形態:若年者の場合未完成の場合が多く治療が難しい
根管処置は専門治療の中でも頻度が元雄も高く患者さんのお困りの病態です。
多くは以前に行われた治療の再発や低いレベルの保険治療に起因します。
専門医の資質が試される治療です。
簡単に終わる場合もありますが, 時間がかかる場合もあります。
診察を受ける場合のポイント!ご相談ください!
・痛みの原因を診断する
・初めての処置なのか再治療(以前治療が行われ被せ物がある)なのか
・根管充填のクオリティー:根尖まできちんと届いているか
・治療経過や病態の状況によっては外科処置が選択されます

下顎頬側の膿瘍形成 急性期

頬側に形成された膿の通り道sinus tract
再生歯内療法
根管処置の中でも特に若年者の歯根未完成の歯に対して選択されます。
患歯の歯髄の生死が処置方針に影響します。
診察を受ける場合のポイント!ご相談ください!
・高度な治療です。歯根の発育に係わる根尖部の細胞に関する理解や正しい術式の修得が必要です。

未完成の根尖を示す. 若年者の例

大きく開いた根尖を示す模型歯
マイクロペリオ(マイクロリトラクションを応用した非外科的歯周処置)
一般的に行われている歯周治療の流れは、まず歯と歯肉の境目にある溝に対して目盛りのついた器具を入れ深さを測定します。(歯周ポケット検査)数値だけから言えば正常な溝の深さは2、3ミリとされ4ミリ以上になると歯肉炎(歯肉が腫れている)、それ以上進むと歯周病(レントゲン上でも明らかな骨の変化が見られる)と言われるようになってきます。4ミリ以上の歯周ポケットになってしまうのは、何らかの形で歯肉に炎症を引き起こす要因が存在するわけで、その原因を取り除くことができれば炎症の無い健康な歯周の状況に戻してあげることができるわけですが、残念なことに一般的な歯科医院の保険診療ではSPTと称して4ミリ以上の歯周ポケットを残存させたままメンテナンスで経過を見ている場合が少なくありません。
従来法の問題点
① 歯周ポケットの中を直接見ていないので、歯石でない原因があっても気がついていない
② 手探りで行う治療法に限界がある
③ 本来行うべきは歯周ポケットが存在していればその中を確認し視覚的根拠に基づいた診断を行うべき
④ 所見を確認しながら正確に悪いものを排除する。このプロセスが必要である
⑤ 深い歯周ポケット

この問題となっている深い歯周ポケットの中を見ることができるようにする方法(マイクロリトラクション)と、その方法の応用としての歯周ポケットの中を見ながら歯周治療を行う方法がマイクロペリオ(先進歯周処置)です。
診察を受ける場合のポイント!ご相談ください!
・何度も通院しているのに歯周ポケットが改善しない方
・最近になって歯周ポケットができてしまった方
歯内歯周疾患の保存療法
歯内(歯の中)と歯周(歯の外)は、それぞれ単独で捉えられ、各分野の専門的な診療として対応されることが多くあります。しかし、実際には「歯内―歯周疾患」と呼ばれる病態が存在し、根の中の感染が原因で歯周病が引き起こされたり、歯周病が原因で根の中に感染が広がったりすることもあります。
問題点
① 歯内と歯周の両方が関係する症例では、当然ながら両方からの治療が必要になる
② どちらか一方の治療がどれだけ丁寧に行われても、もう一方の治療が不完全であれば、その歯の予後は悪くなる
③ 一方,根管内の感染が原因で歯周ポケットが形成されている場合、歯の周囲からだけ外科的に処置をしても、原因となっている歯の中の処置が行われていなければ、時間が経つにつれて再発するリスクがある
診察を受ける場合のポイント!ご相談ください!
・歯内歯周疾患は保存不可能、抜歯と判断されることが多いのが実情です。しかしながらマイクロスコープを用いる先進的な治療によって保存も可能となります
・歯の中、歯の外、双方に問題があると診断された場合、両方の治療に対応できる専門家に相談することが大切です
・両方からアプローチするためには、歯の中と外両方の原因に対応できる技術と診断、知識が求められます
重度歯周病の処置例


ご予約/お問い合わせ
当診療科は予約優先制です。以下のお問い合わせフォームよりご予約いただけます。ご不明な点などもお気軽にお問い合わせください。
お電話でのご予約/お問合せ
03-6202-1118
※上記ハイライフ日本橋までお電話いただき、「歯内療法・歯周治療専門オフィス」宛のご用件とお伝えください。
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事前に上記お問い合わせフォームから、患者さんの情報をお知らせください。
必要に応じて診断資料(レントゲン・CT画像など)をご提供いただけると、よりスムーズな診療が可能です。
アクセス

医療法人社団ハイライフ 日本橋歯科医院内
住所
東京都中央区日本橋3-8-14 日本橋ビル4階
電話番号
03-6202-1118
交通
・東京メトロ東西線/浅草線/銀座線日本橋駅B1出口より徒歩2分
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